子育てがひと段落し、仕事の先も見えてきた50代になると、これまで後回しにしてきた「この先、二人でどう生きていくか」という問いが、ふと大きく浮かび上がってくることがあります。長年連れ添った相手との関係を見つめ直す場合もあれば、離婚や死別を経て新しい相手とこれからを考える場合もあり、状況はさまざまです。ただ共通しているのは、若い頃のように「なんとなく一緒にいれば形になる」という段階ではなくなっているという点です。ここでは、将来を考える手順を、順を追って見ていきたいと思います。
ステップ1.今の関係に何を望んでいるのか、自分の言葉にしてみる
最初に大切なのは、相手の希望を推し量る前に、自分自身が何を望んでいるのかをはっきりさせておくことです。籍を入れることを望んでいるのか、法的な形にはこだわらず今の生活を続けたいのか、あるいは同居や別居も含めて柔軟に考えたいのか。50代になると選択肢の幅も広がる分、自分の希望が曖昧なままでは相手にも伝えにくくなります。
例えば、周囲の友人が次々と籍を入れたという話を聞いて「自分たちも形にすべきでは」と感じ始めることがありますが、それが本当に自分の望みなのか、単に周りに合わせたいだけなのかを分けて考えてみることも一つの手順です。
ステップ2.相手の事情や背景を、責めずに聞いてみる
自分の気持ちが定まったら、次は相手の状況を聞く段階に移ります。50代の相手には、前の結婚での経験、子どもとの関係、資産や住まいの事情など、簡単には話しにくい背景を抱えていることが多くあります。ここで急いで結論を求めると、相手が本音を話しにくくなってしまうこともあります。
知人の例では、何度か時間をかけて話す中で、相手が前の家庭の解散に伴う手続きにまだ区切りをつけられていなかったことが分かり、それを知ってから関係の進め方を見直せた、という経験もあったそうです。
ステップ3.感情の話と、実務的な話を分けて進める
お互いの気持ちが確認できたら、住まいや資産、子どもや親族との関わり方といった実務的な部分を整理していく段階に入ります。感情面の話し合いと実務的な取り決めを同じ場面で扱おうとすると、どちらも中途半端になりやすいため、あえて別の機会に分けて話すこともひとつの工夫です。
ステップ4.一人で抱え込まず、第三者に話してみる
ここまでの手順を踏んでもなお、判断に迷う部分は残るものです。友人に相談しても、家庭の事情が複雑なだけに気を遣われて本音を聞けなかったり、子どもに話すと感情的な反応が返ってきたりと、率直な意見を得にくい場面も出てきます。そうした時、事情を知らない第三者に話を聞いてもらう手段として、占いを選ぶ人もいるようです。当たるかどうかよりも、しがらみのない立場だからこそ話せる本音や、自分では見えていなかった視点に気づけることに価値を置く考え方です。誰かに評価されることなく、ただ話を聞いてもらえる時間があること自体が、次の判断への助けになる場合があります。
名前も背景も明かさずに話せる分、身近な人には言いにくい込み入った事情ほど、言葉にしやすくなることもあります。
まとめ
50代からの将来を考える手順は、自分の希望を言葉にすることから始まり、相手の事情を聞き、感情と実務を分けて整え、必要であれば第三者の視点を借りるという流れで進んでいきます。焦って結論を出すよりも、一つずつ段階を踏んでいく方が、後悔の少ない選び方につながるのではないでしょうか。
すぐに答えが出なくても、順を追って向き合っていくこと自体に意味があります。
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