YouTubeに動画を週1本ずつ投稿していて、それまで自分で作っていたサムネをココナラで頼んでみた、という方もいるかもしれません。
届いた画像は色づかいも文字の装飾も自作よりずっと華やかで、パソコンの画面で見る限りは申し分のない仕上がりでした。
ところが、スマートフォンで一覧に並べてみると、文字がつぶれて何の動画なのかが読み取れません。
サムネ作成を外注するときにつまずきやすいのは、デザインの好みで出品者を選んでしまい、「小さく表示されたときに何が伝わるか」という設計の部分を確かめないまま依頼してしまうことです。
この記事では、ココナラのサムネ作成を設計で選ぶための基準と、依頼前に決めておきたいこと、納品後の確かめ方を順番にお伝えします。
見た目の良さと、押される理由は別のところにある
サムネは、作品としてじっくり眺めるものではなく、動画や記事の一覧の中で一瞬だけ目に入るものです。
見る人はスクロールしながら、ほんの短い時間で「自分に関係がありそうか」を判断しています。
そのため、どれほど凝った装飾でも、小さな画面で内容が読み取れなければ、押される理由にはなりません。
反対に、飾り気が少なくても、何の動画なのかと見る価値が一目で伝わるサムネは、一覧の中でしっかり役目を果たします。
サムネ作成で問われるのは、絵のうまさよりも「何を、誰に、どの順番で見せるか」を決める設計の力です。
出品者を選ぶときも、この設計の力があるかどうかを見ることが、失敗を避けるいちばんの近道になります。
サムネ作成の「設計」を3つに分けて考える
設計と聞くと難しく感じるかもしれませんが、中身は次の3つに分けて考えると整理しやすくなります。
1.伝える相手:どんな人に押してほしいサムネなのか
2.情報の優先順位:一番に目に入れたい言葉や画像は何か
3.表示される大きさ:スマートフォンの一覧で縮小されたときにも読めるか
たとえば料理の時短レシピを紹介する動画なら、伝える相手は平日の夕方に献立を考えている忙しい人です。
一番に目に入れたいのは「10分」のような数字と完成した料理の写真で、細かい材料名まで載せる必要はありません。
文字は短い言葉に絞り、縮小しても読める大きさと太さにしておくことで、一覧の中でも内容が伝わります。
この3つが決まっていれば、色や書体の好みはあとから調整できる部分だと考えられます。
出品ページで設計の力を見分ける基準
ココナラのサムネ作成の出品ページには、過去の制作例や価格、お届け日数、修正回数などがまとめて載っています。
見た目の好みだけで選ぶ前に、次の点に目を向けておくと、設計の力がある出品者を見分けやすくなります。
特に、購入前のヒアリング項目がしっかり用意されている出品者は、見た目を整える前に「誰に何を伝えるか」を確かめようとしていることが多く、設計を重視しているかを判断する手がかりになります。
制作例については、自分の動画とジャンルの近い例があるかどうかも見ておくと、仕上がりの雰囲気を想像しやすくなります。
出品ページを比べるときは、ココナラでサムネ作成の出品をいくつか開き、制作例を手元のスマートフォンで小さく表示すると違いがはっきりします。
パソコンの画面では同じように見えた出品でも、縮小したときに文字が読めるかどうかで、設計に対する考え方の差が見えてきます。(PR)
依頼前に決めておきたいこと
設計の力がある出品者を選んでも、依頼する側の情報が足りなければ、狙いのはっきりしたサムネにはなりません。
依頼文には、少なくとも次の内容を書き添えておくと、出品者が設計に集中しやすくなります。
依頼文の例
動画の内容:平日の夕食向けに、10分で作れる鶏肉料理を紹介する動画
見てほしい人:仕事帰りに献立を考えている30代から40代の方
入れたい言葉:「10分で主菜」を一番大きく入れたい
使う素材:完成した料理の写真を3枚送付
参考にしたい点:写真を大きく見せ、文字は上部にまとめる配置
入れたい言葉が決まっていない場合は、候補をいくつか挙げたうえで「この中から合うものを選んでもらえますか」と相談する形でも構いません。
サムネを複数本まとめて頼むなら、シリーズとしての統一感を持たせたいかどうかも最初に伝えておくと、2本目以降の仕上がりがぶれにくくなります。
配置なのか、文字の大きさなのか、参考にしたい部分を言葉にして渡すと、意図が正しく伝わります。
ココナラのサムネ作成が向かない場面
サムネ作成の出品の多くは、渡された素材と情報をもとに画像を作って納品するところまでが範囲です。
動画の企画やタイトルの付け方、チャンネル全体の方向性まで一緒に考えてほしい場合は、サムネ作成の出品だけでは期待に応えにくいことがあります。
また、動画の中身がまだ固まっていない段階で頼むと、伝えるべき言葉が定まらず、見た目だけが整ったサムネになりがちです。
それでも、動画の内容と見てほしい人さえ決まっていれば、サムネ作成の依頼は設計の考え方を取り入れる良いきっかけになります。
企画やタイトルの段階から相談したいときは、チャンネル運営の相談に応じている出品者に別で頼み、サムネ作成とは役割を分ける方法もあります。
どこまでを自分で決め、どこからを任せるのかを先に線引きしておくと、出品者とのやり取りもスムーズになります。
納品後に確かめたいこと
サムネが届いたら、まずはパソコンではなくスマートフォンで、実際の一覧に近い大きさにして確かめます。
一番に伝えたかった言葉が最初に目に入るか、写真と文字が重なって読みにくくなっていないかを見ておけば、修正を依頼すべき点がはっきりします。
公開したあとは、表示された回数に対してどれだけ押されたかという数字を、以前の自作サムネの動画と比べると変化をつかみやすくなります。
YouTubeであれば、YouTube Studioでインプレッションのクリック率を確認できます。
数字が伸びた場合も伸びなかった場合も、どの要素が効いたのかを言葉にして次の依頼文に書き添えると、2本目以降のサムネ作成はより狙いのはっきりしたものになります。
一度の依頼で完璧を求めるより、設計を少しずつ磨いていく流れの中で、外注の良さが生きてくるのではないでしょうか。
2本目以降も続けて頼むことを考えているなら、ココナラのサムネ作成の出品の中から、複数本の依頼について出品ページで触れている出品者に目を向けておくと、シリーズでの統一感を保ちやすくなります。
1本目の結果を共有しながら設計を調整していける相手かどうかも、次の出品者選びの基準になります。(PR)
ココナラのサムネ作成で失敗しないためには、見た目の好みよりも、誰に何をどの順番で見せるかという設計の力で出品者を選ぶことが大切です。
出品ページでは、制作例を縮小して見たときの読みやすさや、購入前のヒアリング項目の有無に目を向けると、設計を重視しているかを見分けやすくなります。
依頼前に伝える相手と入れたい言葉を決め、納品後はスマートフォンでの見え方と数字で確かめていけば、サムネは動画の入口としてしっかり働いてくれます。
自分でサムネを作り直しても手応えがなく、外注を考え始めたなら、一人で試行錯誤を続けることの限界についても知っておくと判断しやすくなります。