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ココナラの表紙イラスト|文字入れと商用利用の思い込み

最後の一行を書き終えて、あとは表紙さえあれば公開できる段階まで来たのに、表紙の欄だけが空いたまま、という方もいるのではないでしょうか。

ココナラで表紙イラストを探し始めると、数千円から数万円までさまざまな出品が並び、「商用利用可」「著作権譲渡」といった言葉もあちこちで目に入ります。

表紙イラストの依頼では、よくある3つの思い込みが、あとからの追加費用や使えない場面を生みやすくなっています。

この記事では、その思い込みを一つずつほどきながら、Kindleなどで本を販売する方が商用利用の面で何を確かめればいいのかを解説します。

目次

思い込み1:表紙イラストを頼めば、表紙は完成する

意外と多いのが、表紙イラストを頼めば、そのまま表紙として使える状態で届くと考えてしまうケースです。

実際の表紙は、イラストの上にタイトルや著者名などの文字を配置して、はじめて完成します。

この文字入れは、イラストを描く作業とは別の工程で、出品によって対応の有無がはっきり分かれます。

ココナラには、イラストだけを描く出品、文字入れまで含めて表紙として仕上げる出品、イラストとデザインを別々の出品者が担当する前提の出品が混在しています。

イラストを頼む前に、文字入れを誰がするのかを決めておくことが、手戻りを防ぐ一番の近道です。

文字を後から自分で入れるつもりなら、タイトルを置く余白を空けて描いてもらう必要もあります。

さらに、Kindleなどの電子書籍と紙の本では、必要なデータが違います。

電子書籍は表紙1枚の画像で済むことが多い一方、紙の本では背表紙や裏表紙、印刷時の断ち落としに備えた塗り足しまで考えなければなりません。

「いずれ紙の本にもしたい」と考えているなら、その予定を最初に伝えておくと、あとで描き直しになる事態を避けやすくなります。

あなたの本は、電子書籍だけで出す予定でしょうか、それとも紙の本も視野に入っているでしょうか。

思い込み2:お金を払ったイラストは、自由に使える

表紙イラストの依頼で、いちばん誤解が起きやすいのが商用利用の範囲です。

イラストを購入しても、多くの場合、著作権そのものは描いた出品者に残ります。

購入者が受け取るのは「決められた範囲で使ってよい」という許可であり、その範囲は出品ごとに異なります。

Kindleで本を販売するなら、表紙イラストの使い方は商用利用にあたると考えておくのが自然です。

ココナラの出品の中には、個人利用を基本料金とし、商用利用を有料オプションにしているものや、著作権譲渡に大きめの上乗せ料金を設定しているものがあります。

出品ページのサービス内容と有料オプションの欄で、「商用利用」の扱いがどう書かれているかは、価格より先に確認しておきたいところです。

表紙以外に使う可能性がある場面の例:SNSでの告知画像、Amazonの商品ページに載せる販促画像、紙の本やしおりなどのグッズ、続刊の表紙との並べ使い、朗読動画のサムネイル。

たとえば、表紙として購入したイラストを、あとからSNSの告知画像に切り抜いて使ったり、グッズにしたりすると、当初の許可の範囲を超えてしまうことがあります。

使い道が一つでも増えそうなら、見積り相談の段階で「Kindleでの販売と、SNSでの告知に使う予定です」のように用途をまとめて伝えておくと、出品者も範囲に合った料金を提示しやすくなります。

今考えている本の使い道を、すべて書き出せそうでしょうか。

ココナラの表紙イラストの出品ページでは、サービス内容や有料オプションの欄に、商用利用や著作権譲渡の扱いが書かれていることが多くあります。

絵柄を見比べるのと同じくらい、Kindleでの販売やSNSでの告知がどこまで含まれるかをその欄で確かめておくと、出品ごとの違いがつかみやすくなります。(PR)

本が映える表紙イラストをココナラで依頼

思い込み3:売れるかわからない本なら、商用利用は大げさ

初めて本を出す方ほど、「どうせそんなに売れないのに、商用利用のオプションまで払うのは大げさでは」と感じるかもしれません。

ただ、商用利用にあたるかどうかは、売上の多さではなく、販売するかどうかで線を引いている出品が多いようです。

1冊しか売れなかったとしても、販売ページに並べた時点で商用の使い方になると考えておくほうが安全です。

書き上げた作品を大事にしたいからこそ、表紙にまで余計なお金をかけることに迷いが出る気持ちは、とても自然なものです。

こうした迷いは、黙って個人利用の範囲で購入するより、正直に予算を伝えて相談するほうが解決しやすくなります。

「予算は◯円以内で、Kindleでの販売に使いたい」と伝えれば、商用利用込みで収まるプランや、使い道を絞って費用を抑える方法を提案してくれる出品者もいます。

範囲を曖昧にしたまま使い始めてしまうと、あとから出品者との関係がこじれ、表紙を差し替えることになる可能性もあります。

最初に一言伝えるだけで避けられるなら、そのほうが気持ちよく本を送り出せるのではないでしょうか。

ココナラで表紙イラストを頼むか、見極めるポイント

ココナラで表紙イラストを頼む価値は、商用利用の条件まで含めて、複数の出品者を並べて比べられる点にあります。

出品ページには絵柄のサンプルと価格、商用利用や著作権譲渡の扱いが書かれていることが多く、問い合わせる前にある程度の見当をつけられます。

支払いはココナラが仲介する前払い制で、条件のやりとりもトークルームに残るため、あとで「そんな話はしていない」となりにくいのも安心材料です。

なお、購入時にはサービス価格とは別に購入者側のサービス手数料5.5%がかかります。

一方で、ココナラが向かない場面もあります。

出版社を通した商業出版で、装丁全体を専門のブックデザイナーと一緒に作り込みたい場合は、実績のあるデザイン事務所に相談したほうが合うこともあります。

また出品者は個人が中心のため、商用利用の定義や修正への対応には人によって差があり、同じ「商用利用可」でも中身が違うことは珍しくありません。

その差は、購入前に確認する項目を決めておけば、かなり見分けられます。

個人でKindle出版や同人誌の頒布をする規模であれば、次の3点がそろっている出品を選ぶと、つまずく場面を大きく減らせるはずです。

見極めの3点:商用利用の範囲が具体的に書かれている、文字入れの有無が明記されている、見積り相談で用途を伝えたときに範囲と料金をはっきり答えてくれるかどうか。

この3点を満たす出品者であれば、初めての本の表紙でも安心して任せられる相手と考えてよいのではないでしょうか。

価格も商用利用の条件も異なる表紙イラストの出品が、ココナラには数多く並んでいます。

見極めの3点を手元に置いて候補を絞り、用途と文字入れの希望を添えて相談すると、範囲と料金がはっきりした状態で依頼に進めます。(PR)

まとめ:用途を一文にして、見積り相談を送る

表紙イラストの依頼でつまずく原因の多くは、文字入れの担当と、商用利用の範囲が曖昧なまま進めてしまうことにあります。

逆に言えば、この2つを最初に言葉にできれば、ココナラでの依頼はぐっと進めやすくなります。

次の一歩は、「Kindleで販売予定の小説の表紙イラストです。文字入れまでお願いできますか。SNSでの告知にも使いたいです」のように、用途と文字入れを一文にまとめて見積り相談を送ることです。

それでも「自分の作品のために人にお金を払って頼むのは、少し気が引ける」という気持ちが残っているなら、頼ることと利用することの違いについて書いたこちらの記事も、読んでみてはいかがでしょうか。

人に頼ることと、利用することの違い

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