学習塾の申し込みをGoogleフォームで受け付け、届いた内容をスプレッドシートで確認しては、保護者の方へ一通ずつ確認メールを送っている。
申し込みが重なる時期は、それだけで夕方が終わってしまうこともありますよね。
こうした作業は、GAS(Google Apps Script)を使えば自動にできると聞いて、ココナラで頼めないかと考え始めた方もいるのではないでしょうか。
ところが、いざ依頼しようとすると、別の心配が顔を出します。
自分のGoogleアカウントの中で動くものを、知らない人に作ってもらって本当に安全なのか、という心配です。
この記事では、ココナラでGASを頼むときの安全な進め方と、任せる相手の見極め方をお伝えします。
「アカウントを渡さないと頼めない」と思っていませんか
GASは、スプレッドシートやGmailなど、自分のGoogleアカウントの中で動く仕組みです。
そのため、「作ってもらうには、ログイン用のパスワードを教えるか、スプレッドシートを丸ごと共有するしかない」と思い込んでいる方も多いようです。
保護者の名前やメールアドレスが入ったシートを、会ったこともない相手に開かれるのは、誰にとっても抵抗があるはずです。
実際には、パスワードを渡す必要はありません。
GASの中身は文字で書かれたプログラムなので、出品者が自分の環境で作って動きを確かめ、そのプログラムの文字を納品するという形で進められます。
依頼者はそれを自分のスプレッドシートに貼り付けて動かすだけで、アカウントの鍵は最後まで自分の手元に残ります。
頼むことが怖かったのではなく、アカウントの中を見られることが怖かった。そう気づくだけで、依頼のハードルは少し下がるのかもしれません。
基本は「プログラムを受け取って、自分で貼る」進め方です
ココナラの公式ヘルプでは、Googleスプレッドシートやドライブなど、相手のメールアドレスが見えるおそれのあるツールでのデータのやりとりを、原則として禁止しています。
データを渡すときはトークルームのファイル添付機能を使う決まりなので、GASの依頼もこの前提に沿って進めることになります。
やりとりをサイトの中に閉じておくこの仕組みは、依頼者のアカウントや個人情報を守る方向にも働いています。
具体的な流れは、次のようなイメージです。
依頼者は、スプレッドシートの列の並びが分かる見本を、個人情報を消したExcelやCSVのファイルにしてトークルームで送ります。
出品者はそれをもとに自分の環境でGASを組み、動作を確かめてから、プログラムの文字と貼り付けの手順を納品します。
フォームが送信されるたびに動かす、毎朝決まった時刻に動かすといった「トリガー」の設定も、依頼者が自分のアカウントで行うので、実際に動かしているのは最初から最後まで自分自身です。
この許可の画面には、スプレッドシートの閲覧や編集、メールの送信など、そのGASが使う機能が並びます。
申し込みへの自動返信なら、スプレッドシートとメール送信に関する許可が出てくるのは自然なことです。
頼んだ作業と関係のない許可を求められたら、承認する前に、なぜ必要なのかを出品者に確かめるのが確実です。
筋の通った説明が返ってくるかどうかも、相手を見極める材料になります。
もちろん、この進め方には手間もあります。
貼り付けや許可、トリガーの設定を自分でこなす必要があり、出品者が画面を直接触れないぶん、うまく動かないときのやりとりが増えることもあります。
会社や学校で管理されているGoogleアカウントでは、管理者の設定によってGASそのものが使えない場合もあるため、事前に管理者へ確かめておきたいところです。
こうした手間は、画像付きの手順書を納品物に含めてもらうことで、かなり軽くできます。
ビデオチャットでの打ち合わせに対応している出品者なら、自分の画面を見せながら一緒に設定を進めてもらうことも可能です。
支払いもココナラが間に入って行われるので、個人同士で直接やりとりするより、取引そのものの安全も確保しやすいのではないでしょうか。
安全に任せられる出品者は、進め方の説明で見分けられます
GASの出品を比べるとき、金額や評価に加えて見ておきたいのが、進め方がどこまで具体的に書かれているかです。
プログラムの文字で納品するのか、手順書は付くのか、データはどう受け取るのかがサービス内容に書かれていれば、ルールを踏まえて取引してきた出品者だと考えやすくなります。
評価コメントに「設定の手順が分かりやすかった」といった声があれば、貼り付けに不慣れでも進めやすい相手かもしれません。
見積り相談では、申し込みが一度に多く届く時期でも問題なく動くかを聞いておくのも一つの手です。
GASにはGoogleが定めた1回あたりの実行時間などの上限があるため、扱う件数によっては作り方を工夫する必要が出てくるからです。
反対に、注意したいサインもあります。
スプレッドシートの共有や外部の連絡手段でのやりとりを持ちかけられた場合は、ココナラのルールに反する可能性があるため、トークルームの中で進められないか確かめましょう。
そして、Googleアカウントのパスワードやログインの確認コードを求められたら、どんな理由があっても伝えないことが大前提です。
ここさえ守れば、GASの依頼は思っているより落ち着いて進められるものではないでしょうか。
ココナラでGASを頼むときの安全は、アカウントを渡さないことから始まります。出品者が自分の環境で作ったプログラムを受け取り、自分のスプレッドシートに貼り、許可とトリガーも自分で設定する。気になる出品者が見つかったら、見積り相談で「プログラムの文字と手順書で納品してもらい、こちらで貼り付ける形で進められますか」と一文だけ聞いてみる。その返事が、任せていい相手かどうかを教えてくれます。
聞きたいことが決まったら、あとは送信のボタンを押すだけです。
その一歩を踏み出すきっかけを探している方には、こちらの記事も背中を押してくれるかもしれません。