新しく売り出す商品や、立ち上げたいオンライン講座、これから登記する会社など、中身はほとんどできているのに、名前だけが決まらずに止まっていることはないでしょうか。
候補をいくつ書き出しても決め手がなく、人に聞くたびに意見が割れて、かえって迷いが深くなってしまうこともありますよね。
ココナラのネーミングは、店名に限らず、商品名やサービス名、会社名、ブランド名、ブログ名など、さまざまな名前を頼めるジャンルです。
ただ、何を頼む場合でも、頼み方しだいで届く案の質は大きく変わります。
この記事では、ネーミングを頼むときに迷いやすい疑問を一つずつ取り上げながら、名前の種類ごとに伝えておきたいことまで書いていきます。
ネーミングでは何を頼めて、何案くらい届く?
出品ページを見ると、商品名、サービス名、会社名、ブランド名などをまとめて受け付けている出品が多く、名前の種類ごとに細かく分かれているわけではありません。
仕事の肩書きや独自の手法の名前を「募集」の機能で依頼している例もあり、名前が必要になる場面の多くが相談の対象になります。
中身を分けるのは、案の数と無料修正回数の組み合わせです。
5案を2,000円で提案して無料修正はなしという出品もあれば、5案ずつ提案して無料修正3回まで対応し7,000円という出品、20案をまとめて出す出品もあります。
たくさんの候補から選びたいのか、少ない案を一緒に磨きたいのかで、向く出品は変わってきます。
ココナラでネーミングを頼む強みは、中身を知らない第三者の目で、自分では思いつかない言葉の組み合わせを数千円から試せる点にあります。
身近な人に相談すると好みや遠慮が混ざりますが、出品者は依頼文の情報だけを手がかりに考えるので、伝えた特徴がそのまま名前に映りやすくなります。
コピーライターやブランド名の作成経験を打ち出す出品者も多く、実績やレビューから自分の分野に近い人を選べるのも心強いところです。
候補の多さと、一緒に磨く時間の長さ、今のネーミングにはどちらが必要でしょうか。
依頼文には、何を書けばいい?
ネーミングの頼み方でいちばん差が出るのが、依頼文です。
よくあるのが、「おしゃれで覚えやすい名前」とだけ書いて依頼し、届いた案がどれも無難に感じてしまうケースです。
おしゃれも覚えやすさも人によって思い浮かべるものが違うので、出品者は誰にでも当てはまりそうな案を出すしかありません。
形容詞を重ねるより、「その名前が、どこで、誰の目に、どんなふうに触れるか」を書くほうが、ネーミングの案はずっと具体的になります。
パッケージの表に大きく印刷されるのか、検索窓に打ち込まれるのか、人から人へ口頭で紹介されるのかで、向く名前の長さや響きは変わるからです。
依頼文の例:無添加の手作り石けんを通販で売っていて、敏感肌の方向けの新商品を出します。主な購入者は30〜40代の女性で、SNSの投稿を見て通販ページに来る方がほとんどです。商品名はパッケージの表と通販ページの見出しに入り、検索して探されることも多いです。肌へのやさしさは伝えたいですが、「ナチュラル」「オーガニック」という言葉は使わない方向でお願いしたいです。
名前の対象、中身の特徴、届けたい相手、名前が使われる場面、避けたい言葉の五つがそろっていれば、イメージがまとまっていなくても出品者は方向を定められます。
見積り相談は無料で送れるので、この文面を送り、どんな案の出し方をしてくれるかを聞いてから決めるのも一つの方法です。
名前がうまく言葉にならないのは、中身のことをまだ誰かに話しきれていないからなのかもしれませんね。
名前の種類によって、伝えることは変わる?
頼み方の基本は同じでも、名前の種類によって、依頼文に足しておきたい情報は少しずつ違います。
商品名なら、似た商品が並ぶ通販サイトや検索結果の中で埋もれないかが大切なので、競合になりそうな商品の名前の傾向を添えておくと、出品者はそれと重ならない方向を探せます。
サービス名やアプリの名前は、初めて見た人に何をするものかが伝わるかどうかが分かれ目になるため、「機能が伝わる名前」と「印象で覚えてもらう名前」のどちらを優先したいかを書いておくと迷いが減ります。
会社名は、名刺や契約書、英字表記まで長く使うことが多いので、英語表記やドメインでも使えるかを条件に入れておくと安心です。
ブログ名やSNSのアカウント名は、短さと、同じ名前のアカウントが空いているかが実用面の分かれ目になります。
肩書きや独自の手法の名前であれば、初対面の相手に一言で伝わるかどうかを重視してほしいと伝えるのが効果的です。
店名の場合は、通りから看板を見たときや電話で名乗ったときに伝わるかを、使われる場面として書いておくとよいかもしれません。
あなたが名前をつけたいものは、どんな場所で、最初に誰と出会うのでしょうか。
届いた案が、どれもピンとこなかったら?
せっかく頼んだのに、届いた案を読んでも心が動かないことはあります。
そんなときに「全部違う気がします」とだけ返すと、次の案も同じ場所をさまよいがちです。
修正を頼むときは、案ごとに「響きは好きだが意味が合わない」「意味は近いが長すぎる」のように、どこが近くてどこが遠いかを分けて伝えると、出品者は方向を直しやすくなります。
ピンとこない理由をたどると、実は自分が特定の言葉や由来を入れたかったのだと気づくことも少なくありません。
込めたい言葉がはっきりしたなら、「この言葉を入れたうえで、読みやすく響きのいい形を出してほしい」と頼み方を切り替えることもできます。
ピンとこなかった案にも、あなたが本当に言い表したかったことのヒントが隠れているのではないでしょうか。
決まった名前は、そのまま使っていい?
ここは、ココナラでネーミングを頼むときにいちばん注意しておきたい点です。
出品者が提案するのは発想としてのネーミングで、同じ名前や似た名前がすでに商標登録されていないか、同じ分野で使われていないかまで調べてくれるとは限りません。
商標の調査は専門的な判断が必要な分野で、そこまでをサービス内容に含めていない出品も多いためです。
確認の手間を減らしたいなら、見積り相談の段階で「候補ごとに同名のものがないか、わかる範囲で見てほしい」と聞いておく方法もあります。
ドメインの取得まで考えた名称案を出してくれる出品者もいるので、ドメインやアカウント名の空きまで意識して案を出してもらえれば、決めたあとの手戻りは少なくなります。
名前が決まった喜びのまま使い始める前に、ひと呼吸おく時間がとれるといいですよね。
ネーミングを頼む前に、今日やっておくこと
ネーミングで届く案の質を左右するのは、出品者の腕と同じくらい、依頼文に書かれた中身の姿です。
だからこそ、頼む前にできることがあります。
その名前が使われる場面を三つ、たとえば「パッケージの表」「検索窓」「人に紹介するときのひと言」のように書き出しておくことです。
その三つは、そのまま依頼文の中心になります。
名前が決まらずに止まっていた準備が、三行のメモから動き出すこともあるはずです。
ネーミングは、店名に限らず、商品名、サービス名、会社名、ブログ名など、名前が必要な場面の多くで頼めます。どの名前でも、形容詞より「どこで、誰に、どう触れる名前か」を伝え、名前の種類に合わせた条件を添えると、届く案が具体的になります。ピンとこない案には近い点と遠い点を分けて返し、決めた名前は商標と同名のものを確かめてから使うと安心です。今日は、名前が使われる場面を三つ書き出すところから一歩を決めてみませんか。
名前が決まらないまま準備が止まっている時間は、思っている以上に気力を削っていくものです。