会社で初めてココナラに資料作成を頼むことになり、上司から「このスプレッドシートのURLを出品者さんに共有しておいて」と言われたとします。
ごく普通の業務の流れに見えますが、実はこの一手が、ココナラでは禁止事項にあたります。
禁止事項というと出品者向けのルールを想像しがちですが、購入者がそれと知らずに踏んでしまう項目も少なくありません。
この記事では、公式ヘルプに書かれている禁止事項のうち、購入者がつまずきやすい5つを、取引の段階に沿って見ていきます。
禁止事項は「取引の段階」ごとに潜んでいる
ヘルプの禁止行為の一覧は項目が多く、最初から全部を覚えようとすると、それだけで依頼が億劫になってしまいますよね。
購入者が気をつけたいものに絞ると、相談、見積り、取引中、納品後、取引の後という5つの段階に、それぞれ一つずつ落とし穴があります。
しかも、どの項目も悪意からではなく、会社や普段の生活での「当たり前」の延長で起きやすいものばかりです。
段階ごとに知っておけば、自分の依頼がココナラに向いているかどうかも、同時に見えてくるのではないでしょうか。
相談の段階:対面での打ち合わせはできない
「一度会って話したほうが早い」と感じる依頼は意外と多いものです。
ただ公式ヘルプでは、実際に会ってサービスを提供することや、会うように誘導することを禁止しています。
購入手続きをした人と実際に会う人が別であっても、どちらも依頼者として扱われ、禁止行為にあたる点も明記されています。
例外は、出張撮影や出張サービスのカテゴリに出品されたサービスです。
そのため、部屋の片付けを横で一緒に手伝ってほしい、といった対面が前提の依頼は、そうしたカテゴリの出品を探すか、地域の業者に頼むほうが合っています。
一方で、写真を送って収納のアドバイスをもらう形なら、オンラインで完結するので相談しやすくなります。
頼みたいことを「会わなくてもできる部分」に分けてみると、使い道はぐっと広がりそうではありませんか。
見積りの段階:着手金や成功報酬は組めない
SNS運用やネットショップの集客を頼むとき、「売上が伸びたら何%をお支払いします」という形を考える方もいるかもしれません。
しかし、ココナラの決済を使わない支払いと並んで、成果報酬や着手金などの独自の支払いを促すことも禁止されています。
出品者から提案された場合も、応じれば同じくルール違反になるので注意が必要です。
代わりに、固定の金額で購入し、作業が増えたら有料オプションで追加する、区切りごとに新たに購入するといった形なら、仕組みの中で段階的に頼めます。
成果に応じて払いたいという発想自体は、とても筋の通ったものですよね。
ただ、その形が欠かせない依頼であれば、最初から成果報酬型の契約を扱う専門の業者を探すほうが、お互いに無理がないはずです。
取引中:資料をGoogleドライブで渡してはいけない
導入の場面に戻ると、公式ヘルプでは、データのやりとりにGoogleドライブやOneDriveなどのクラウドストレージを使うことを禁止しています。
GoogleドキュメントやGoogleスプレッドシート、Googleフォームも対象に含まれると明記されているので、会社での感覚のまま共有リンクを貼ると引っかかってしまいます。
写真や動画を大量に渡したい依頼ほど、つい使いたくなる方法かもしれません。
資料は、トークルームのファイル添付機能で渡すのが基本です。
容量を超える場合の方法もヘルプに案内されているので、大きなデータを渡す予定があるなら、見積り相談の段階で出品者に相談しておくと安心です。
社内の決まりでクラウド共有しか使えない場合は、事前に社内の担当者と相談しておくと、取引の途中で慌てずに済みますよね。
禁止事項に触れずに資料を渡せるかどうかは、出品ページのサービス内容や「購入にあたってのお願い」の欄を読むと、ある程度見当がつきます。
気になる資料作成の出品が見つかったら、ファイルの形式や容量を見積り相談で先に確かめておくと、取引中に迷わずに済みます。(PR)
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納品後:評価を交渉の道具にしない
納品物に不満があると、「このままなら低評価をつけます」と書きたくなる瞬間もあるかもしれません。
ところが公式ヘルプでは、評価の内容をめぐって相手に威圧的な言動をとることや、不当に非難することを、評価操作に該当する行為として挙げています。
また、「値下げするので高評価をお願いします」のように、見返りを条件に評価の内容を指示するやりとりも評価操作の例に挙げられているので、持ちかけられても応じないほうが安心です。
評価は、ほかの購入者が出品者を選ぶための大切な判断材料だからです。
評価は取引が終わったあとに、正直な感想をそっと置いておく場所なのかもしれません。
取引の後:トークルームの内容をSNSに載せない
いい出品者に出会えた喜びや、逆にもやもやした気持ちを、トークルームのスクリーンショットごとSNSに投稿したくなることもありますよね。
けれど、取引で知った相手の個人情報やトークルームの内容を、取引以外の目的で使ったり外部に公開したりすることは禁止されています。
ココナラでは、違反が見つかると警告などの措置がとられ、警告後も続く場合は予告なくアカウントの停止や機能の制限を受けることがあります。
感想を伝えたいなら、画面を載せるのではなく、自分の言葉で「こんなふうに助けてもらえた」と書くほうが、相手にも喜ばれるのではないでしょうか。
ここまでの5つを振り返ると、ココナラが向いているのは、オンラインで完結し、固定の金額で頼め、やりとりをトークルームの中に収められる依頼だとわかります。
逆に、対面が欠かせない、成果報酬でしか組めない、社外のツールでしか資料を渡せないという依頼なら、別の手段のほうが合う可能性があります。
この3つの条件にさえ当てはまれば、禁止事項はむしろ、購入者と出品者の双方を守ってくれる柵のような存在になっていきます。
3つの条件に当てはまるかは、出品ページの料金やオプションの欄を見ると判断しやすくなります。
数百円から頼める出品もあるので、自分の依頼に近いものを探して条件と照らし合わせれば、禁止事項を気にせず頼めるかどうかがはっきりしてきます。(PR)
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購入者がつまずきやすい禁止事項は、対面での打ち合わせ、着手金や成功報酬、クラウドストレージでの資料共有、評価をめぐる威圧、トークルームの外部公開の5つです。依頼する前に、オンラインで完結するか、固定の金額で頼めるか、やりとりをトークルームに収められるかの3点を確かめれば、自分の依頼が向いているかどうかを判断できます。
調べるほど迷いが増えてきたときは、一人で考えを抱え込む限界に目を向けてみるのも一つの方法です。