平日の夜、ようやく気になる求人を見つけたのに、履歴書の職歴欄を前にして手が止まってしまうことはありませんか。
前職を1年半で辞めた理由をどう書けばいいのか分からず、応募ボタンを押せないまま2週間が過ぎている、という方もいるのではないでしょうか。
そんなとき、ココナラの履歴書添削を思い浮かべても、「何を送れば、何を返してもらえるのか」がぼんやりしていると、依頼にも踏み切れませんよね。
この記事では、転職で履歴書添削を頼むときの流れを、依頼前の準備から納品後の使い方まで5つのステップでお伝えします。
1.応募先を1社決めてから頼む
2.職歴と空白期間の事実メモを作る
3.転職の書類を見てきた出品者を選ぶ
4.無料の添削と役割を分ける
5.納品後、2社目からは自分で直す
1.応募先を1社決めてから頼む
履歴書添削でありがちな行き違いが、「どの会社にも出せる履歴書にしてください」という頼み方です。
誤字や書式は直っても、志望動機や自己PRは誰に向けた文章なのかが定まらず、当たり障りのない表現に落ち着いてしまいます。
たとえば、営業職から同じ業界の企画職を目指す人なら、志望動機で強調すべきは「顧客の声を一番近くで聞いてきた経験」かもしれません。
一方で、異業種の営業職に応募するなら、同じ経歴でも数字の実績を前に出したほうが伝わります。
応募先が1社決まっているだけで、添削する側は「この求人なら、この経験をここに置く」と具体的に提案できるようになります。
求人票のURLや募集要項の写しを一緒に渡すと、話が早く進むことも多いですよね。
2.職歴と空白期間の事実メモを作る
転職の履歴書で多くの人が手を止めるのは、短期間での退職や、職歴の空白期間の書き方です。
ここを添削で何とかしてもらおうとして、事実を伏せたまま「うまく書いてください」と頼むと、出品者も判断の材料がなく、ありきたりな一文しか返せません。
依頼の前に、在籍期間、担当した業務、辞めた理由、空白期間にしていたことを、飾らない言葉で箇条書きにしておくのがおすすめです。
「親の介護で半年離職」「資格の勉強をしていたが不合格」のような、書きにくい事実ほどメモに残しておくと、前向きに伝わる言い方を一緒に考えてもらえます。
書けない部分を書けないまま渡せることこそ、人に頼む意味の一つなのかもしれません。
3.転職の書類を見てきた出品者を選ぶ
ココナラには、新卒の就活向けと転職向けの添削サービスが混ざって出品されています。
転職の履歴書は、職歴の見せ方や職務経歴書との役割分担が新卒とはまったく違うため、出品ページで「中途採用の面接官経験」「転職支援の経験」といった経歴があるかを確かめておきたいところです。
あわせて、職務経歴書もセットで見てもらえるか、提供形式がテキストかビデオチャットか、お届け日数の目安はどれくらいか、といった点も比べておくと、依頼後の行き違いが減ります。
価格は、履歴書の添削だけなら数千円台の出品が多く、職務経歴書とのセットや一から作成する内容を含むと1万円を超えるものもあります。
このサービスで頼む強みは、応募する求人を自分で決めたまま、利害関係のない第三者に見てもらえる点にあります。
志望業界での勤務経験がある人や、元人事の人など、自分の経歴に近い相手を指名できるのも、窓口で担当者が割り振られる仕組みにはない良さです。
やりとりはトークルームでの文章が中心のため、在職中で平日の夜しか時間が取れない人でも、自分のペースで進められます。
代金は取引が完了するまでココナラが預かる仕組みになっているので、初めての依頼でも支払いの面では構えすぎなくて大丈夫です。
4.無料の添削と役割を分ける
転職エージェントやハローワークでは、無料で応募書類を見てもらえることがあります。
費用だけで比べれば、有料の添削より無料の窓口を使うほうが合理的に見えますよね。
また、ココナラの出品者は応募先企業の内部事情までは知らないため、社風や選考の傾向に合わせた細かな助言は、企業と付き合いのある窓口のほうが得意な場合もあります。
出品者ごとに添削の深さにも差があり、評価の高さだけで選ぶと、自分の業界には合わない指摘が返ってくることもあります。
ただ、無料の窓口は紹介する求人への応募が前提になっていることが多く、自分で見つけた求人の書類まで丁寧に見てもらえるとは限りません。
エージェント経由の求人は窓口に、自分で見つけた求人や、窓口に見せる前の下書きはココナラに、と応募ルートで分けると、両方の弱点を埋め合えます。
窓口の助言とココナラでの指摘が食い違ったときは、どちらの意見も応募先の求人票に照らして選べば、振り回されずに済みます。
同じ書類に二人の目が入ることを、遠回りではなく、確かめる機会が一つ増えたと受け止められたら少し楽になりませんか。
5.納品後、2社目からは自分で直す
添削された履歴書が届いたら、直された文章をそのまま次の応募に使い回す前に、どこがなぜ変わったのかを見比べてみると役に立ちます。
「退職理由を前職への不満ではなく、次にやりたいことから書き始める」といった変更の理由が分かれば、2社目以降は自分で応用できます。
理由が書かれていない箇所は、取引中にトークルームで質問しておくと、あとから困りません。
職歴欄の一文が決まると、面接で同じ質問をされたときの答え方も自然と固まってきます。
履歴書添削で手に入るのは、整った書類だけではありません。
自分の職歴を、自分の言葉で語れるようになる手がかりも、一緒に受け取っています。
応募ボタンの前で止まっていた2週間も、その手がかりを探していた時間だったのかもしれません。
転職の履歴書添削は、書類を丸ごと預けるものではなく、書きにくい事実を誰かと一緒に言葉にしていく共同作業に近いものです。応募先を1社決め、職歴と空白期間の事実メモを用意し、転職の書類を見てきた出品者を選べば、依頼で受け取れるものは大きく変わります。無料の窓口とは応募ルートで分けて使い、納品後は変更の理由を自分の手本として残していけば、次の応募からは自分の言葉で書き進められます。
応募を先延ばしにしている時間が長くなっているなら、その間に何が積み重なっているのかにも目を向けてみてもいいかもしれません。