ショート動画1本、ココナラだといくらが目安?
お店の宣伝や自分の発信のために、リールやTikTokを毎日上げようと決めたものの、編集アプリで1本仕上げるのに2時間かかり、気づけば投稿が止まってしまい、外注を考え始めた方も多いのではないでしょうか。
いざココナラで探してみると、1本2,000円の出品もあれば、1万円を超える出品もあり、どれが普通なのか分からなくなりますよね。
安すぎると不安、高すぎると続けられない。その間のどこを選べばいいのかが、いちばん知りたいところかもしれません。
出品を見比べていくと、完成1分以内でカット、部分的なテロップ、BGMや効果音を入れる基本的な編集は、1本あたり2,000円から4,000円前後の価格帯が入口になっていることが多く見られます。
ここに画面全体へのテロップ、台本づくり、構成の提案などが加わると、1本1万円前後から、企画込みで数万円まで上がっていきます。
動画制作会社に1本から依頼すると数万円以上になることも珍しくないため、個人の出品者が多いぶん、入口の価格はかなり低めといえます。
ただ、この入口価格のまま頼める人は、実はそれほど多くないのではないでしょうか。
同じ1分なのに、なぜ値段がこんなに違うの?
価格差の正体は、完成した尺の長さより、そこに至るまでの作業量にあります。
多くの出品では、基本料金に含まれる範囲が決められていて、それを超える部分は有料オプションで上乗せされる仕組みです。
たとえば、元の素材が5分以内なら基本料金、10分を超えると加算、画面全体に字幕を入れるフルテロップは別料金、といった形がよく見られます。
ほかにも価格を動かすのは、修正の無料回数、急ぎの納期、編集ソフトの作業データ(プロジェクトファイル)の受け渡し、表紙画像の作成などです。
30分の会話を撮りっぱなしの素材から見どころを探して1分にまとめるのと、撮影の段階で1分にまとめた素材を整えるのとでは、同じ1分でも作業時間がまるで違います。
基本料金3,000円の出品でも、素材が長くフルテロップを付けると、表示価格の倍近くになることもあります。
出品ページでは価格の数字より先に、基本料金に何が含まれているか、有料オプション欄に何が並んでいるかを見ておくと、あとから予算を超えにくくなります。
自分の素材は、どちらのタイプに近いでしょうか。
1本ずつ頼むのと、まとめて頼むのはどちらが得?
ショート動画は1本で完結するものではなく、続けて投稿してこそ効果が見えてくる媒体です。
そのため出品者側も、3本まとめて割安にするセット価格や、継続依頼向けの料金を用意していることがあります。
1本3,000円なら安く感じても、週3本を3か月続ければ10万円を超えます。
ショート動画の相場は、1本の単価ではなく「月に何本、何か月続けるか」を掛け合わせて初めて、自分にとっての金額になります。
とはいえ、最初からまとめて頼むと、テンポやテロップの癖が合わなかったときに修正の手間が本数分ふくらみます。
最初の1本から3本でお試しとして頼み、仕上がりの方向性が合ってから継続の相談に移るほうが、結果的に無駄は少なくなります。
見積り相談では「合えば月に何本ほど継続したい」と先に伝えておくと、継続を前提にした価格を提案してもらえることもあります。
続けられる金額で、続けられる本数を選ぶ。
この順番を逆にしていないでしょうか。
安い出品に頼んで、本当に大丈夫?
ココナラでショート動画を頼む良さは、1本単位の小さな依頼から始められるところにあります。
制作会社では受けてもらいにくい数千円規模の依頼でも、出品ページにサンプル動画や得意なジャンルが載っているので、作風を見てから相手を選べます。
購入前の見積り相談で予算と本数を伝え、その範囲でできる内容を提案してもらえるのも、個人の出品者と直接やりとりできるサービスならではです。
お店の告知や個人の発信のように、まずは少ない予算で試したい依頼とは特に相性がいいといえます。
一方で、入口価格の出品の多くは、渡された素材を整える編集までが範囲で、どんな企画なら伸びるかを考えるところまでは含まれていません。
連絡の速さや納期の守り方も出品者ごとに差があり、修正の無料回数を超えると追加費用がかかることもあります。
こうした点は、評価欄で納期ややりとりに触れたコメントを読むこと、見積り相談で修正の範囲と回数を確かめることで、かなり避けられます。
企画から任せたい場合は、構成や台本の提案まで出品内容に書いている出品者を探し、その分の予算を最初から見込んでおくと、安い出品との比較で迷わずに済みます。
撮影と企画は自分で担い、編集の時間だけを買いたい人にとっては、入口価格の出品でも十分に役割を果たしてくれるはずです。
安いか高いかより、どこまでを任せたいのかで見ると、不安の正体が少し見えてくるかもしれません。
自分の予算は、どう決めればいい?
予算を決めるときの軸は、大きく3つあります。
1つ目は、いま自分が1本の編集にかけている時間です。
1本に2時間かかっているなら、3,000円の依頼は「2時間を3,000円で買う」ことと同じで、その時間で撮影や接客ができるなら十分に元が取れる計算になります。
2つ目は、任せたい範囲です。
カットとテロップだけなのか、構成まで考えてほしいのか、企画から一緒に練りたいのかで、見るべき価格帯が変わります。
3つ目は、続けたい本数と期間で、ここまで決めると月の上限額が自然に出てきます。
カットと部分テロップ中心なら1本数千円台、フルテロップや構成の提案まで含めるなら1本1万円前後、企画から任せるならそれ以上、という幅をひとつの目安にしつつ、実際の金額は出品ごとの基本料金と有料オプションで確かめます。
なお、購入時にはサービス価格とは別にサービス手数料がかかるため、最終的な支払額は購入画面で確かめ、最新の内容は公式ヘルプで確認しておくと安心です。
3つの軸のうち、いちばん決めやすいのはどれでしょうか。
ココナラのショート動画は、入口の価格だけを見ると安く感じますが、実際の金額は素材の長さ、テロップの量、任せたい範囲、続ける本数で大きく変わります。1本の編集に自分が何時間かけているか、どこまでを任せたいか、月に何本続けたいか。この3つを言葉にすると、自分に合う価格帯がはっきりし、安い出品と高い出品を同じ物差しで比べられるようになります。最初は1本から3本の依頼で相性を確かめ、続けられる金額で続けられる本数を選ぶことが、外注を長く生かす基準になります。
自分で編集を続けてきたからこそ、どこから人に任せるかを決められる段階に来ているのかもしれません。