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ココナラの文字起こしは安全?録音を渡す前の確認

目次

録音を他人に聞かせることへのためらい

取材や会議の録音がパソコンの中に何本もたまり、起こす時間が取れないまま日付だけが過ぎていきます。

ココナラで文字起こしを頼めば片づくと分かっていても、話し手の声や社内の話を、顔も知らない出品者に聞かせていいのかと手が止まる方は少なくないのではないでしょうか。

インタビューに応じてくれた相手の信頼や、会議で話された数字のことを考えると、慎重になるのは当然のことですよね。

ココナラでは、トークルームや見積り相談などの非公開のやりとりで知った情報を第三者に漏らさないことが、利用規約で定められています。

そのうえで、出品者が個別に運営と機密保持契約を結べる仕組みもあります。

機密保持契約(NDA)を締結できるのは出品者のみで、本人確認の承認を受けていることが前提です。締結した出品者のページには、その旨が表示されます。

ただ、仕組みがあることと、自分の録音が本当に安全に扱われるかどうかは、少し別の話です。

そこで考えたいのは、何に気をつければ安全と言えるのか、という中身のほうではないでしょうか。

危ないのは「個人に頼むこと」より「中身を知らずに渡すこと」

文字起こしの安全を考えるとき、個人の出品者だから危ない、会社なら安全、と分けて考えがちです。

けれど実際には、情報が漏れる経路になりやすいのは、渡した側が録音の中身を把握しないまま丸ごと渡してしまうことです。

1時間の会議の録音には、本題の前後の雑談、同席した人の名前、取引先の話、まだ公表していない予定などが混ざっていることがよくあります。

インタビューなら、話し手が「ここだけの話ですが」と前置きした部分が含まれているかもしれません。

こうした部分は、頼む相手が誰であっても、渡した時点で自分の手を離れます。

だからこそ、依頼先を選ぶ前に、その録音が外に出してよい種類のものかを見分けておくことが、安全の出発点になります。

ココナラで頼みやすいのは、公開予定の講演やセミナー、YouTubeやポッドキャストの音声、外部に頼むことを話し手が了承しているインタビューです。慎重に考えたいのは、社外秘の会議、医療や法律の相談、話し手に外部へ出すことを伝えていない録音で、社内の規程や相手の了承を先に確かめる必要があります。

分けてみると、手元にたまった録音の中にも、すぐに頼めるものと少し準備がいるものがあるはずです。

ためらっていたのは、実は一部の録音だけだったということもあるかもしれません。

出品ページで見ておきたい、安全のサイン

出品ページで最初に目を向けたいのは、機密保持契約の締結済み表示と、本人確認の有無です。

そのうえで、サービス内容の欄に守秘義務についての考え方や、納品後に音声データを削除するかどうかが書かれているかを読みます。

書かれていない場合は、見積り相談で「納品後、音声ファイルは削除していただけますか」と聞けば、答え方から情報の扱いへの意識が見えてきます。

起こし方の説明が丁寧かどうかも、手がかりになります。

言い直しや「えー」などを除くケバ取り、話したとおりに起こす素起こし、読みやすい書き言葉に整える整文の違いを示し、話者分けの扱いや納品形式まで書いている出品者は、依頼の中身を具体的に確かめる習慣がある人といえます。

金額は収録時間1分あたりで決まることが多く、1分数十円から100円台まで幅があり、整文や話者の人数によって上がるのが一般的です。

冒頭の数分だけサンプルを作ってから購入を決められる出品もあるので、仕上がりとやりとりの感触を確かめてから進めることもできます。

相手の顔が見えないぶん、文章の端々から誠実さを読み取ろうとしますよね。その慎重さは、そのまま出品者を選ぶ力になります。

渡す側でできる準備と、ココナラが向かない場面

ココナラで文字起こしを頼む良さは、1本の短い録音から試せて、分野に強い出品者を自分で選べるところにあります。

学術的なインタビューや記事向けの原稿など、得意分野を明記している出品者も多く、専門用語の多い録音でも相手を探しやすいといえます。

支払いは取引が完了するまで運営が預かる仕組みなので、納品を確かめる前に代金だけが相手に渡ることもありません。

社内に起こす人がいない個人や小さな事業者にとって、必要なときに必要な分だけ頼める形は大きな助けになるはずです。

一方で、個人の出品者の作業環境は外から見えず、機密保持契約の表示も、管理の体制そのものを保証するものではありません。

社内規程で外部への持ち出しが禁じられている録音や、万が一にも漏れてはいけない内容は、ココナラに限らず外部に出すこと自体を見直す必要があります。

そうした録音は、社内で起こすか、自動の文字起こしツールで下書きを作って社内で直すほうが合っています。

反対に、外に出してよい録音であれば、渡す側の準備でリスクはかなり小さくできます。

具体的には、必要な部分だけを切り出して渡すこと、ファイル名に社名や個人名を入れないこと、共有リンクに期限を付けること、納品後の削除を依頼しておくことの4つです。

どれも、どの出品者に頼む場合でも自分の側で決められることです。

インタビューなら、録音の段階で「文字起こしは外部に依頼します」と相手に伝えておくと、あとで迷わずに済みます。

任せる相手を信じることと、自分で守れる部分を守ることは、両立できるのではないでしょうか。

たまった録音から、最初の1本を選ぶ

いきなり大事な会議の録音から頼む必要はありません。

公開予定のセミナーや、話し手の了承が取れているインタビューのように、外に出しても困らない短めの録音を1本選べば、それが最初の依頼になります。

そこで出品者の仕上がりと情報の扱い方を確かめられれば、次に頼む録音の判断もずっと楽になります。

見積り相談では、収録時間、話者の人数、ケバ取りか整文か、納品形式、希望の納期に加えて、納品後の削除についても一緒に伝えておくとやりとりが一度で済みます。

なお、購入時にはサービス価格とは別にサービス手数料がかかるため、最終的な支払額は購入画面で確かめ、最新の内容は公式ヘルプで確認しておくと迷いません。

フォルダの中で、いちばん外に出しやすい録音はどれでしょうか。

ココナラの文字起こしの安全は、出品者が個人か会社かより、渡す録音の中身を自分が把握しているかどうかで大きく変わります。外に出してよい録音かを見分け、機密保持契約の表示や削除の方針で出品者を選び、切り出しや共有リンクの期限など自分の側でできる準備を進めます。この順番で一歩を決めれば、たまった録音は少しずつ手を離れていきます。最初の1本は、外に出しても困らない短い録音から選ぶのがいちばん確かです。

やらなければと思いながら後回しにしている作業は、気づかないうちに毎日の余裕を少しずつ削っていきます。

一人で抱え続けた先に、何があるか

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