最近、親が出てくる夢をよく見る
ここ最近、実家の親が出てくる夢を繰り返し見ている40代女性もいるのではないでしょうか。
夢の中で親が体調を崩していたり、急に弱々しい姿になっていたり、あるいは親を探して見つけられないまま夢が終わってしまったり。
内容はさまざまでも、目覚めた後にしばらく胸がざわつく感覚が残る、という方もいるかもしれません。
実際に帰省した時、親の白髪が増えていたり、動作がゆっくりになっていたりするのに気づき、頭では分かっていたつもりでも、改めて実感として突きつけられたような気持ちになった。
そんな経験がきっかけで、こうした夢を見るようになったという方もいるでしょう。
仕事や自分の家庭のことで手一杯な日々の中では、その気持ちをじっくり見つめる時間もなく、夢という形でふと表面化してくることがあるようです。
親のことを心配していないわけではないのに、日常の忙しさの中でその気持ちに向き合う余裕がなく、夢の中でだけ表れてくる。そんな感覚に覚えがある方もいるのではないでしょうか。
不吉な夢と決めつけるより、比べてみる
親が弱っている夢や、親を亡くす夢を見ると、「悪いことが起きる前兆ではないか」と不安になる方は少なくありません。
この解釈だけを信じてしまうと、夢を見るたびに落ち着かない気持ちになり、必要以上に自分を追い詰めてしまうこともあるでしょう。
一方で夢占いの見方では、こうした夢は実際の未来を予告するものというより、見る側の心境を映し出していることが多いとされます。
たとえば「親が弱っている夢」と「親を探して見つけられない夢」を比べてみると、前者は親の老いへの不安、後者は親とのコミュニケーション不足への心もとなさを表していると解釈されることが多く、同じ「親の夢」でも意味合いが異なります。
親が出てくる夢は未来の予告というより、親との関係や老いに対する今の心境を映していることが多いです。
さらに、夢の中での親の様子が「穏やかだったか」「切迫していたか」によっても、心境の違いが見えてきます。
穏やかな夢であれば、今の関係性に一定の安心感を持てている可能性があり、切迫した夢であれば、まだ言葉にできていない心配事を抱えている可能性が考えられます。
帰省のたびに感じる小さな違和感を、忙しさに紛れて見過ごしてきた結果が、夢というかたちで顔を出しているだけかもしれません。
こうした比較の視点を持つと、夢そのものを闇雲に恐れる必要がないことが分かってくるでしょう。
誰にこの気持ちを話せばいいのか
親のことを心配していると口にすると、夫や兄弟姉妹から「考えすぎ」「まだ大丈夫でしょう」と軽く流されてしまうことがあります。
逆に真剣に話し始めると、介護や将来のお金の話へと一気に飛んでしまい、今感じているぼんやりとした気持ちを言葉にする間もなく、現実的な話し合いになってしまうこともあるでしょう。
心配だという気持ちそのものを、ただ聞いてもらいたいだけなのに、話す先を選んだ時点で結論を急かされる。そんなもどかしさを抱える方もいるかもしれません。
親本人に心配していることを伝えるのも簡単ではありません。
心配をかけたくない、まだ子ども扱いされたくないという親の気持ちを考えると、踏み込んだ話をするタイミングを見計らっているうちに、時間だけが過ぎてしまうこともあります。
そんな時、家族という枠の外に目を向けてみると、少し違った話し方ができることがあります。
占い師はあなたの家族の事情を何も知らない相手だからこそ、介護や今後の計画といった現実的な話に飛ぶことなく、今感じている気持ちそのものをそのまま置いておくことができます。
ここ数年は、ココナラのような場を使って、対面で会う気まずさを飛ばし、思い立った時にオンラインで占い師に話を聞いてもらうという選び方をする人も増えているようです。
夢占いは、当たる当たらないというより、繰り返し見る夢をきっかけに、自分でも整理できていなかった親への気持ちに近づくための手段と捉えると、向き合いやすいでしょう。
夢占いは親の未来を言い当てるものではなく、夢をきっかけに、親との関係に対する今の自分の気持ちに気づくための手段のひとつと考えられます。
親の夢を、そのままにしないために
親が出てくる夢は、多くの場合、日々の忙しさの中で後回しにしていた親への気持ちが、形を変えて現れているだけかもしれません。
判断材料としては、夢の中の親の様子が穏やかだったか切迫していたかを思い出し、今の親子関係の中で何が満たされていて、何がまだ言葉になっていないかを振り返ってみる方法があります。
今すぐ何かを決めたり、家族に切り出したりしなくてもいい。ただ、心配している自分の気持ちに気づいているだけで、十分な場合もあります。
誰かに相談すること自体に迷いがある方に向けて、その迷いが無駄ではない理由をまとめた記事もあります。